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鉄骨構造の組立て工程と重要な検収基準

鉄骨構造は、施工が迅速で優れた耐荷重性を有することから、工業用工場建設において一般的な選択肢となっています。以下は、鉄骨構造の施工工程における注意点および施工業者や投資家が参考にすべき重要な検収基準についてまとめたものです。

1. 調査と設計

調査・設計段階では、投資家のニーズを正確に把握することが極めて重要です。投資家は、工場の規模、生産形態、柱間隔要求、工場内スペース、天井クレーンおよび荷重条件などに関する情報を十分に提供する必要があります。同時に、設計会社は周辺の地質条件やインフラを調査し、適切な構造および基礎ソリューションを提示します。これには、浅層基礎または杭基礎の選択、鉄骨柱脚部の基礎接合方式、構造断面設計などが含まれます。経験豊富な設計会社と連携することで、構造の安全性、耐荷重性、および投資コストの最適化を図ることが可能になります。

DELCOは、Nguyen Quocオフィスビル建設プロジェクトにおいて、天井クレーンを使用しない工場に一般的に適用される「ピン接合」による鉄骨柱脚部の基礎接合を施工しました。

2. 工場での鋼部材の製作

柱、トラス、ブレース、母屋などの鉄骨部材は、設計図面に基づき工場で製作されます。製作前には、請負業者が鋼材の出所、原産地および品質を証明するCO(原産地証明書)およびCQ(品質証明書)を提出する必要があります。製作工程には、切断、溶接、組立て、防錆塗装または亜鉛めっきによる表面仕上げが含まれます。

この工程は建物の耐久性と寿命に直接影響を与えるため、鋼部材は工場出荷前に品質検査を受け、試験記録を作成する必要があります。投資家は、監理コンサルタントや独立した検査機関を追加で雇い、超音波検査、浸透探傷検査、磁粉探傷検査などの手法により、溶接部の隠れた欠陥を検出することも可能です。さらに、現場への搬送前に、請負業者からすべての品質書類と部材検収記録を提出させる必要があります。

3. 基礎およびアンカーボルトの施工

基礎は建物全体の荷重を支える重要な構造要素であり、設計通りに施工し、鉄筋コンクリートに関する基準に準拠する必要があります。アンカーボルトは鉄骨構造組立て時の安定性と精度を決定づけるため、施工時には厳格な管理が求められます。

設置前には、アンカーボルトが技術要件を満たしているかを検査し、試験記録を作成する必要があります。また、アンカーボルトの寸法と形状が設計に適合するかどうかも確認が必要です。基礎コンクリートを打設する際には、設計図面通りにアンカーボルトの位置を正確に設定する必要があります。これは鉄骨フレームと直接接続される部分であり、わずかなずれでも建物全体の垂直性や安定性に重大な影響を及ぼす可能性があります。

4. 主構架の組立て

設計通りの強度に基礎が達して初めて、鉄骨構造の組立て工程が開始されます。構成部材は、鉄骨柱の建て方、トラスの接続、ブレース、母屋の順にクレーンで吊り上げて設置されます。鉄骨構造は重量が非常に大きいため、クレーン組立て作業には綿密な計算と厳格な安全施工対策が求められます。

DELCOが設計・施工のゼネコンを担うPower Plus Technology工場にて、厳格な安全施工対策のもとで行われた鉄骨構造のクレーン組立て。

この段階で、投資家が特に注意すべき重要項目には以下があります:

  • 組立て後のフレームの垂直度およびゆがみの確認。
  • トルクレンチや専用測定器を用いた高力ボルトの締付け力の確認。
  • 現場で追加溶接を行った場合(該当する場合)、超音波検査または非破壊検査法による溶接部の検収。

施工中の鉄骨構造の検査における超音波検査およびボルトの引張力試験は高度な専門性を要する作業であり、投資家は監理コンサルタントまたは検査機関を雇うことができます。

5. 屋根および外壁の仕上げ

フレームが確実に固定され、仮検収が完了した後、外装構造物の施工が行われます。金属屋根材、断熱パネル、金属外壁またはその他の材料などが含まれます。屋根部分は技術基準および設計に準拠し、台風などの風荷重に耐えうる強度を確保する必要があります。継ぎ目部は防水性・漏水防止・雨水の浸入防止および美観性を満たす必要があります。また、この段階で屋根の排水システム、断熱および防音対策も一体的に施工されます。

6. 検収および引き渡し

投資家と請負業者は建物全体の最終検収を実施し、設計および施工過程で予見できなかった不具合や不合理な点を発見し、対処します。また、請負業者は投資家に対し、各工事項目の検収記録、溶接部およびボルトの検査結果、竣工図、材料の品質証明書などの法的・技術的な書類をすべて引き渡す必要があります。現場検収が鉄骨構造の施工および検収基準を満たし、かつ竣工書類が完備されている場合に限り、建物は引き渡しおよび運用開始の条件を満たすことになります。

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