DELCOにとって、労働安全は単なる手続きではなく、いかなる建設工事においても不可欠な基本条件です。

建設エンジニアとして約10年間勤務し、様々な規模・施工条件の異なる数多くの工事を経験してきた私は、この業界における圧力が避けて通れないものであることを理解しています。施工進捗、作業量、厳しい気象条件などからくる圧力です。しかしながら、いかなる状況においても、労働安全は常に最優先事項として位置づけられなければなりません。わずかな油断であっても重大な結果を招く可能性があります：人命損失、物的損害、工期遅延、信用失墜など、これらはすべて決して犠牲にしてはならない重要な要素です。

私が勤務するDELCOでは、安全が日常の業務文化の一部として定着しています。我々は労働安全を「形式的な業務」とは捉えていません。DELCOにおける労働安全プロセスは、現場運営システム全体の中で欠くことのできない重要な構成要素として厳格に体系化されています。

全作業員が作業開始前に労働安全訓練を受講し、現場での労働安全規定遵守に関する誓約書に署名し、規格に適合し、適切なサイズの個人保護具を完全に支給されます。

毎作業日は、エンジニアと作業員に対する短時間の労働安全訓練から開始され、当日のリスク情報を更新し、安全作業手順を再確認します。各現場には専用の労働安全記録簿を設置し、各作業に対する具体的な安全対策を日々記録しています。

DELCOの全現場には、明確な安全標識・安全規則システムを常時設置し、視認しやすい位置に配置しています。

現場指揮本部事務所には、救急箱、応急処置マニュアル、緊急連絡先リストを常備しています。

現場には24時間体制の監視カメラを設置し、無線通信システムと連携することで、エンジニアチームと安全管理者による迅速な対応と、発生する全ての状況への適切な調整を可能にしています。

タワークレーン、トラック、フォークリフト、ショベルカーなど、全ての機械設備は使用前に完全な検査・認定を受けることが義務づけられています。

DELCOの全現場事務所には、各工種施工前の労働安全チェック用書式システム・チェックリストを常時完備しています。労働安全検収を完了していない設備、足場、電気システムは一切使用を禁止しています。

掘削、基礎工事、コンクリート打設から組積・左官工事、高所作業まで、各作業場所には専用の労働安全手順を設定し、専門の安全管理チームによる監督体制を敷いています。

溶接・金属切断作業においては、完全な遮蔽、消火器の準備、防火板の設置を義務づけ、実施前・実施中・実施後の工場消防安全検査を実施しています。

配管システム溶接完了後は、技術基準および労働安全規定に準拠した溶接部検査・圧力テストを必ず実施します。

喫煙エリアは別途設定し、消火器を完備するとともに、可燃性資材エリアから十分な距離を確保して配置しています。

現場では、全スタッフの実践的な状況対応スキル向上を目的として、定期的な消防訓練・演習を実施しています。

この他にも遵守すべき詳細な安全規定が数多く存在します…

DELCOの全プロジェクトにおいて、安全は常に最優先事項として位置づけられています。それは単に手順によるものではなく、責任感ある専門職としての意識に基づくものです。厳格かつ一貫した労働安全システムの維持により、DELCOは安全な作業環境の確保のみならず、各プロジェクトにおける工期、品質、信用性への確固たるコミットメントを実証しています。

L.D – DELCO Construction建設エンジニア

もっと見る: 猛暑期における工事進捗管理

もっと見る: 雨季や台風シーズンにおける工場建設の安全性と進捗状況の確保