Foxconn Bac Giangは、投資拡大の一環として総額8000万米ドルを投資する半導体製造工場のプロジェクトを推進しています。本工場は2026年12月の操業開始を予定しており、年間450万ユニットの生産能力と1450人規模の新規雇用創出を見込んでいます。
Foxconn社、ベトナムにおける半導体工場に8000万米ドルを追加投資
複数の関係筋によると、Foxconnグループ企業である「Shunsin Technology Vietnam社」は、Bac Giang省における新工場建設に8000万米ドル(約2000億ベトナムドン相当)の追加投資を計画しています。本プロジェクトはQuang Chau工業団地内の44,343.8㎡の敷地に建設され、電子部品の製造および加工を主要事業とし、年間生産能力450万ユニットを計画しています。具体的には、IC(集積回路)の生産能力は年間441万ユニット、IC加工能力は年間約9万ユニットを予定しており、生産製品はEU、米国、日本等の主要市場向けに全量輸出する計画です。
Shunsin社は2024年12月までに建設許可申請手続きを完了し、2026年5月までに施設建設及び製造設備の据付工事を完工する予定です。計画では、2026年6月より試運転を開始し、同年12月より本格稼働に入る予定で、1450人規模の新規雇用創出を見込んでいます。
Foxconn Bac Giangにおける最先端工場への大きな期待
Shunsin社は、労働生産性の向上及び運用コストの最適化、さらに国際品質基準の完全な順守を実現するため、統合型技術と高度自動化生産ラインの導入を表明しています。これは、Bac Giang省の先端技術産業誘致戦略における重要な成功事例であり、同省を最先端かつ持続可能な製造拠点として確立し、地域経済及び国家経済へのさらなる貢献につながるものと期待されています。
Foxconn社の最新鋭生産ラインは高度な自動化システムを実現
ベトナムへの投資は、Foxconn社が米中貿易摩擦を踏まえて策定した生産拠点の多様化とグローバルリスク軽減戦略の重要な一環として位置づけられています。同社は既に2007年よりBac Giang、Bac Ninh、Quang Ninh各省において製造拠点の設立を順次進めてまいりました。これらの製造拠点は、Foxconn社の東南アジア地域における事業基盤を強化するとともに、ベトナムをグローバルサプライチェーンにおける重要な戦略拠点として確立する原動力となっています。2026年竣工予定のFoxconn Bac Giang新工場プロジェクトは、各種自由貿易協定の活用や充実した投資優遇政策を追い風に、更なるグローバル企業のベトナム進出を促進する触媒として大きな期待が寄せられています。
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