ベトナムは現在、工業団地が全国に広がって、非常に強力なFDI資本を引き付けている。以下は、ベトナムの北部と南部で最大の工業団地の地図である。

ベトナム国内工業団地分布状況図（北部）

ベトナム北部の工業団地は、Ha Noi市、Bac Ninh省、Bac Giang省、Vinh Phuc省、Hai Phong市などの主要都市圏に集積しています。このエリアは、ベトナムの首都ハノイに近いという利点があり、豊富な食糧・鉱物資源とともに便利な交通インフラがあるのため、食品・精密工学・重工業・裾野産業などの工場に適している。

DELCOは、ニットクファクトリー、ベトナムのヴィンフック省GSファクトリー、Power Plus Technologyファクトリー、Vietnam Rare Earthファクトリーなど、ベトナム北部で多くの大きなプロジェクトを実施してきた。

ベトナム国内工業団地分布状況図（中部）

ベトナム中部地域は14の省・市で構成され、長大な海岸線、豊富な工業用地、充実した港湾インフラという立地優位性を有し、国際製造企業の注目を集めています。Nghe An省やDa Nangなどの工業団地では、高水準の入居率を達成しており、この地域の投資魅力度の高さを示しています。特筆すべきは、Da Nang 先端技術工業団地において、全体の区画利用率は約50％にとどまるものの、製造、物流、先端技術サービス専用エリアの入居率は60％を超えており、当該地域におけるハイテク産業の発展潜在力を示唆しています。中部の工業団地は北部・南部と比較して開発進度は劣るものの、他地域で工業用地の逼迫が進む中、中部では産業用地が潤沢に確保されており、これが新たな投資機会となっています。

ベトナム国内工業団地分布状況図（南部）

ベトナム南部特にホーチミン市、ビンズオン、ドンナイ、ロンアンなどは、ベトナムで最も工業団地が集中しているところである。ベトナム南部にはガス資源とともに豊富な農産物（コーヒー、コショウ、カシューナッツ、食品など）があるため、エネルギー、重工業、裾野産業、食品加工の工場に適している。更に、この地域には深海港システム及び国際空港が有るため、輸送に便利である。