Hai Phong市は、Vinh Bao郡においてエコインダストリアルパーク「Vinh Quang」（第1期）の建設プロジェクトを承認しました。同プロジェクトは、面積226haで、総投資額は3兆5,000億ドンを超える規模となっています。

Hai Phong市におけるエコインダストリアルパーク「Vinh Quang」開発事業

Hai Phong市は、Vinh Bao郡のVinh Quang、Cong Hien、Thanh Luongの3コミューンにおいて「Vinh Quangエコインダストリアルパーク」（第1期）の建設プロジェクトを承認いたしました。当工業団地の面積は226ha、総投資額は3兆5,000億ドンを超える見込みです。「Vinh Quangエコインダストリアルパーク」は、事業期間50年の環境配慮型工業団地として整備される予定です。

本プロジェクトの投資家はIdico Vinh Quang社で、同社は2023年11月に設立され、資本金は5,500億ドンです。同社はIdicoグループの関連会社であり、工業団地開発を主要事業としています。当プロジェクトにより、地域の産業競争力向上と雇用創出による地域経済の活性化が見込まれています。

Hai Phong経済特区管理委員会によりますと、現在、Hai Phong市にはDinh Vu – Cat Hai経済特区と、総面積6,000ha以上の14カ所の工業団地が整備されています。これらの工業団地の入居率は約70%に達しており、Hai Phong市が内外資本にとって有望な投資適地であることを裏付けています。

参考写真: Nam Cau Kien工業団地 – Hai Phong市

2024年度 Hai Phong市における対外直接投資（FDI）誘致実績

2024年、Hai Phongは対外直接投資（FDI）の誘致において引き続き注目を集めております。統計総局によりますと、2024年のHai PhongへのFDI実績は約47億米ドルに達する見込みで、計画比235％増を記録する見通しとなっております。これは、台風Yagiによる被害等の厳しい状況下にもかかわらず、同市の経済発展と投資誘致における顕著な成果を示すものとなっております。

特筆すべきは、LG Display Vietnam Hai PhongによるTrang Due工業団地における10億米ドル規模の追加投資案件で、これにより同社の累計投資額は56億5,000万米ドルに達する見込みです。LGグループは現在、Hai PhongにおいてLG Electronics、LG Display、LG Innotekの3大製造拠点を展開しており、総投資額は80億米ドル、従業員数は3万人超を擁しております。これは、Hai Phong市の先端技術産業における投資適地としての優位性を如実に示すものであります。

See also: 外国投資家向けのベトナムにおける産業用地と住宅所有権規定